子宮全摘→人工肛門→閉じました🎉

婦人科の病気は甘くみてはいけないですね😅備忘録です。

ストーマにお別れを言う

明日から入院という前日の夜、

最後のパウチ交換をしました。

パウチを剥がしました。

いつもと変わらないストーマを見ました。

ゆるゆる動いています。

 

私を腹膜炎や敗血症の危険から救ってくれたストーマ

たくさん動いて、せっせと不要なものを出してくれたストーマ

本当にかわいらしいです。

 

スマホでその姿を撮影しました。

人が見たらびっくりする画像ですが、私はこの姿を残します。

 

70日のお付き合い…

たくさん働いてくれて本当に本当にありがとう…と声をかけて、きれいに洗い、パウチをかぶせました。

ありがとう💖💖

 

消化器外科のK先生

消化器外科のK先生、キリッとしたルックスなのですが、テンポが独特です。

入院中の回診時、いつも消化器外科の先生は4、5人で来て、特に「私が担当です」の挨拶もなく、どの先生が私の手術をしてくれたのかわかりませんでした。

退院後の外来診察はK先生とお話しするのですが、傷病手当金の療養期間の相談や、術後の身体の状態(例えば下痢が続いて仕事に支障が出るのかなど)の質問をすると、「うーん、(結構長い間)…それは何とも言えませんね」「…よくわかりませんね」「個人で違います」と、具体的な回答はなし。

と思うと、急に「腸が狭くなると切ってつなぐ」とか重大な内容をブッこんでくるし、注腸検査や内視鏡検査の時は「はい、大丈夫ですよ」と無理して元気づけてくれているような、ちょっと違うテンションだったりします。

はじめは、「えー💦婦人科のA先生と全然違うなあ。」と困ってしまったのですが、慣れました。

 

K先生は、嘘がなく、味のある、腕の良い外科の先生…と私は思っています。

 

ストーマ閉鎖の術前説明

ストーマ閉鎖の手術に向けて、先生の術前説明があります。

婦人科の手術が予定外のことがあったので、一応夫にも話を聞いてもらおうと思い、外来診察室で、夫と術前説明を受けました。

夫が結構いきなり、「先生、手術ってのはこわいですね。前回はこっちは子宮を取るだけって聞いていたのに、この結果ですよ。先生はどう考えてますか?」と言うので、本当にびっくりしました。

いや、このK先生は婦人科の手術にいきなり呼ばれてストーマを造ってと言われたのよ?と、私が言おうと思ったその前に、K先生、「あ、それは婦人科ですね。婦人科の医師に言ってください」とあっさり言ったので、夫も毒気を抜かれた感じになってしまいました。(その場ではドキドキしてしまったのですが、家に帰ってからおかしくてたまりませんでした。K先生のキャラクターについて、次回書こうと思います)

夫は、術後の婦人科の説明も一緒に聞いています。その場では気持ちをおさめたのでしょうが、後で他の人の話など聞いて、納得いかない気持ちが出てきたのではないかと。はっきり言うと医療ミスなのではないかと思っていたと思います。

でも、私はこれからの閉鎖の手術に気持ちが向いていましたから、心を乱されたくなかったです。もう、私としてはK先生を信頼してお願いするのみです。

私は、K先生に「腸の穴に気づかずに手術を終えていたら、もしかして命がなかったかもと思っています。人工肛門を造ってくださり、感謝しています。本当にありがとうございました。」と伝えました。

あとは入院2日前にPCR検査を受けて、入院の日まで、体調を整えて過ごすのみです。

がんばるぞ♪

大腸カメラ

正式名は「消化管内視鏡下部検査」です。

昨日の夕食は残渣が残らないように消化の良いものを軽く食べ、朝からは絶食で15:00からの検査です。

やはり、カメラはストーマからではなくお尻から入りました。

鎮痛剤は使いませんでした。

腸の最後までカメラを送らないそうです。(途中で腸が外に出ているのですから当然ですね…)

それでも、カメラが進むにつれ、変な痛みが来て汗が出ましたが、出産の時の呼吸法を思い出して、痛みを逃しました。息を吐くのが大切です!

鎮痛剤を使わなかったので覚醒しており、目の前の画面で自分の腸の内部を見られました。

時々ぽつぽつとした突起の様な、湿疹のようなものが見られ、そのたびにそれを先生が撮影していたので、「悪いものなのかな😨」と不安になりました。

腸の壁の色はツヤツヤとしてきれいに感じました。

食べ物の残渣はなく、きちんと絶食してよかった、と思いました☺️

K先生はカメラ操作に慣れている様子で、安心感がありました。お医者さんってすごいですね。

検査は20分ほどで終わり、その後、画像を見ながら結果説明です。

K先生より、異常なし、閉鎖しましょうと言われ、心から安堵しました。

腸壁のぽつぽつは、長い期間腸を使わないと粘膜が退化してブツブツしてくる、という説明だったかと思います。なるべく早く腸を使いましょうということで、手術の予約が2週間後に入りました。

 

やっとここまで来ました。嬉しいです💖

注腸検査

とにかく「どうか腸が狭くなっていませんように」と祈りながら、注腸検査の日を迎えました。職場の保健師さんが、ストーマから(薬を)入れるかもしれないね、と言ったので、パウチの替えを持っていきましたが、普通に本物の肛門から入れられました🌀

お尻から腸にセメントが流し込まれる感じ…。痛くはなかったけれど緊張で疲れました💦

ドキドキして、結果を待ちます。

待っている間、お腹を下しているような腹痛が来て、トイレに駆け込みました。

診察室に呼ばれて、「大丈夫ですね。狭くはなっていません」と言われ、心からほっとしました〜

先生の一言で、患者はずっと悩んだりほっとしたりします、と先生に言いたいです😤

 

あとは大腸カメラで、腸の穴がちゃんと塞がっているか、また腸の壁がいい色をしているかどうか見るとのことです。「色、大事なんですよ。腸が健康かどうかわかります。」とのこと。

1週間後に大腸カメラです。看護師さんから説明を聞きました。前日の夕食までOK、ストーマなので下剤は飲まなくてよいとのことでした。ネットで、とにかく下剤を2リットル飲むのがキツかった!という感想が溢れていたので、これが無いというのは気が楽でした😊

 

ストーマを作ってくれた先生

翌週金曜日、ストーマを作ってくれた先生の初めての外来の診察です。

消化器外科のK先生とお呼びします。

若いかな、30代?40代?

婦人科のA先生が「僕と違ってイケメンですよ」と言っていた通り、マスク越しにキリッとした目鼻立ちがわかります。

K先生より、ストーマ閉鎖に向けてこれからやることの説明がありました。

まず、注腸検査とCTをし、その後大腸内視鏡検査をするとのことで、聞くだけで憂鬱になりました。

大腸カメラか、やだな…と思っていたら、K先生から、聞いてないよー😨と言いたくなる話がありました。

K先生、「えー、最初に最悪の場合の説明しますね。腸の穴を塞ぐと、いじったところはどうしても狭くなります。食べ物が通らない狭さになっていたら、その部分を切ってつなぎます。狭くなっていないかを注腸検査で調べるということになります。」

…先生、さらっとおっしゃいますが、「切ってつなぐ」って手術ですよね?そしてそれをした場合、もちろんストーマ閉鎖は先送りで、また閉鎖の手術ですよね?

私は、もうストーマは閉鎖するだけと思っていたので、この説明はショックでした。

子宮を取るだけのつもりだったのに目覚めたら人工肛門になった経験が、私をネガティブにしていました。

もしかして、腸を切るかもしれない?娘の受験もあるのに、また入院やら何やらで負担をかけてしまう?…決まったわけではないのに落ち込みました。

どうしよう…と思い、でも口に出したら現実になりそうで、誰にも言わないようにしました。

受診が忙しい

消化器外科は執刀医の診察が水曜日、ストーマ外来は金曜日ということで、水・金で予約を取っていきます。

職場の理解があり、ストーマ閉鎖まではお客様の担当数も抑えてもらっていたので、休みは取りやすかったですが、多忙な方は調整が大変だと思います。

 

前回から2週間後のストーマ外来で、一部だけつけた土手を一周にしましょうかと、認定看護師のS看護師のアドバイスで、パウチの口周りを白い粘土のようなものをこね、ぐるっと一周つけてからパウチを装着、これで様子を見ることになりました。

仕事中に漏れたことが無く、なかなか優秀なパウチ&ストーマアクセサリです。(ストーマに関する備品をアクセサリと言い、初めて聞いた時素敵な呼び方と思いました)

 

婦人科の術後検診も異常なし❗️

 

余談ですが、この病院は新しくはないのですが、先生や看護師さん、受付の方など、皆さん感じが良くて、病院のまわりには森のように木々があって、ちょっと別荘地のような雰囲気があり、通院が楽しみ?でした。婦人科のA先生とストーマ外来のS看護師に会いに行く…という気持ちでした😊