病室に戻る
苦しい夜が明けて、A先生が早い時間から来てくれて、朝9:00ぴったりに人工呼吸器を外してくれました。
精魂尽き果てました。
話す気力もなく、ガラガラとベッドごとICUを出て、病室に戻りました。
身体は管だらけ。
口には酸素マスク、お尻と尿道に管、わき腹から管、点滴も入っています。足には血栓予防のフットポンプ。
そして右のお腹に人工肛門のパウチ。
熱が高いまま、暑くなったり寒気がきたり、腰痛も辛く、うなされていました。
A先生から説明がありました。
腸と子宮の癒着があり腸に穴が開いたこと、緊急で消化器外科の医師に来てもらい人工肛門を作ったこと、手術が予定の倍以上の7時間かかったこと、人工肛門は2〜3ヶ月で閉じる予定であること、緊急連絡先の夫を呼び人工肛門の同意書を書いてもらったこと、等の話がありました。
夫とは別で暮らしているので、緊急連絡先は迷いました。同居の成人した長男でもいいかと思ったのですが、まだ学生だしのんびりしてて頼りないと思い、夫にお願いしたのです。
こんなことになってびっくりさせてごめんなさい、と思いました。
ベッドで横になりながら、これからのことをいろいろ考えました。